海外のニュースですが、亀を食べた19名の方が食中毒で犠牲になりました
アフリカのマダガスカルで亀を食べた住民19名の方が食中毒の症状を訴えて、その後亡くなったという悲しいニュースです。
マダガスカルはアフリカ大陸から少しだけ離れたインド洋に浮かぶ島国で、見た目には英国と同じくらいの面積がありそうな大きな島です。
マダガスカルの保健当局によりますと、保護対象になっている20種類ほどの生物のうちの亀(恐らくウミガメさん)を食した34名の内19名の方が食中毒により亡くなったという事です。
首都のアンタナナリポから東へ約150キロのインド洋沿いの小さな街であるバトゥマンドリでこのような悲しい事件がありました。広大なインド洋ですからウミガメ類が産卵に訪れたり、漁業で網に引っかかってしまってそのまま水揚げされてしまったウミガメ類が食べられてしまったのかもしれません。
管理人は知らなかったのですが、ウミガメ類が毒性のある海藻などを食べる事により体内に毒素が蓄積され、ウミガメ自体は毒に強くてもいつのまにか体内に猛毒をもってしまうそうです。今回はその肉を食べてしまった人間が犠牲になってしまいました。元々前述の保健当局は11月から3月の夏季(南半球だから)に毒性のある海藻を食べている可能性があるから亀は食べないで!というお達しは出していたそうです。
こういった事はフグもそうだった気がします。河豚の種類にもよるのかもしれませんが、フグ自体には元々毒素は持っておらず、毒性のある海藻や貝、ヒトデなどを餌にしている事もあって、いつの間にか体内に蓄積され猛毒化するというような話。
元々ウミガメには毒がないものの、長年の食物連鎖の結果、猛毒を有してしまうというものなんでしょうね。
我が国日本でもウミガメを食する文化が離島にありますし、スッポンは精力が付くとされていますよね。国内のウミガメさんは毒大丈夫なんでしょうか?
今回のウミガメさんの種類までは報道されていないようですが、こうした悲しいニュースは聞きたくないですね。
マダガスカルと言えばリクガメ類も生息していて、希少なホウシャガメやヘサキリクガメが居て、時々密輸されていることが話題になっています。日本でも動物園に行けば両リクガメは見学することができます。