
奥深い盆栽の世界。水石至宝展など盆栽の魅力にどっぷり浸かってきました
管理人はミニ盆栽を一年前から始めていて、山もみじ、黒松、赤松、旭山桜(一才桜)、梅(道しるべ)などを育てています。本当にまだ小さいので盆栽って言えるかどうか?なところなんですが、毎日の水遣りを欠かさずにやっています。
最近、さいたま市で「世界盆栽大会」なるものが開催されるということで、興味本位で行ってきました。
世界盆栽大会は世界中の盆栽愛好家が一堂に集い、学び交流する大会で、1989 年、盆栽の故郷・さいたま市 (旧大宮市)で第1 回大会が開催されました。 その後4 年おきに世界各国で開催が引き継がれ、盆栽の普及と国際親善に大きく貢献をしてきました。 そして2017 年、28 年ぶりに世界盆栽大会発祥の地・さいたま市で開催します。
[過去の開催地]
第1 回 日本/さいたま市(旧大宮市)
第2 回 アメリカ/オーランド
第3 回 韓国/ソウル
第4 回 ドイツ/ミュンヘン
第5 回 アメリカ/ワシントンD.C.
第6 回 プエルトリコ/サンフアン
第7 回 中国/金壇
オフィシャルから引用
都内からさいたま市に向けて出発します。最寄り駅で下車し、5分ほどで会場になっているさいたまアリーナに到着。人気アーティストのコンサートも同じくさいたまアリーナでやるみたいで、若者も沢山いました。ゴールデンウィークの最中なので、さいたま新都心の駅は色々な催しものがやっていて人が多かったです。
さいたま新都心にあるコクーンで軽い昼食を済ませ、会場に向います。最終日でしたが、そんなに並ばずに入ることが出来ました。10分くらいかな?並んだの。
いきなりの大本命です。今大会のシンボル盆栽として大会告知、ポスター、チケットに印刷されている推定寿命1000年の「真柏」。
「銘 飛龍」

よくわからないけど、とにかく凄いっていうのは伝わってきますw 真柏は盆栽の王道とも云われていて、展示されている盆栽の中でも数多く出品されていたと思います。

盆栽の文化と歴史のコーナーはちょっと端折って皇居の盆栽特別展示のコーナーにinしました。
江戸時代からあるかもしれないと云われているようです。これも真柏かな?

これは蝦夷松かな。盆栽の他に器もあるんですが、それは写真に収めませんでした。

これは、、、赤松?黒松かな?忘れちゃった、、、。

これは五葉松ですねぇ。ここまでは大きくて立派な盆栽が多いです。

山紅葉。管理人も育てています。アルミワイヤーで強制的に枝垂れ山紅葉を製作中です。この山紅葉は葉も素晴らしいのですが、幹がとても綺麗でした。

ザ・盆栽的な五葉松ですね。五葉松は葉がそれほど伸びないので、黒松や赤松よりは見た目を整えやすいのかも知れません。管理人も一鉢育ててみたくなりました。

上記写真の途中から「日本の名品」コーナーになってますが、ご了承下さい。とにかく凄すぎてどこからが何処までなのか?メモするの忘れました。川端康成の黒松や大隈重信の赤松などがあります。
これは樹種を忘れてしまいましたが、岩にくっつくようになっていて、幹の部分は殆ど目視できない状態でした。どうなってんだろう。

この辺りからは盆栽出品展示となっていて、全国から盆栽や水石などを300席展示されています。全部見なかったですけど。
五葉松と金屏風。

これは、、、一位かな、、、それとも真柏なのか、、、。

こういった山野草的な盆栽が大物の横に添えられていました。

上記で一回載せた山紅葉。うちの山紅葉もこんなになってしまうのだろうか、、、。

五葉松。

ブレちゃったけど、真柏、、、一位、、、どっちだ?

ケヤキ。ケヤキもいいですね。ニレケヤキが欲しいかな。

これも、、、真柏なのか、、、一位なのか。この白くなっている部分はすでに死んでいる状態のようです。ちょっと気をつけないとすぐにパキって折れてしまうそうですね。枝が白骨化した部分を「ジン」。幹が白骨化した部分を「シャリ」というそうです。どうやってその部分を作っていくのかは分かりませんが、硫黄の化合物を使って白くしていくそうです。奥が深いぜ。

お次は花物。つつじ。近くで見ると、造花っぽく見えるんです。本当に凄い綺麗。綺麗過ぎて造花っぽく見えてしまうのかな。

岩に根が張り付いていますね。こういうのは枯れてしまわないようにするのが難しそう。

苔のアップ。大体が苔を貼ってましたね。乾燥防止なんでしょうけど。

これは蝦夷松だったかな。同じ松でも結構違いがありますね~。管理人の黒松・赤松も結構違いがあります。

露出オーバーになってますが、真柏だと思います。

究極!?水石至宝展コーナー
ウィキペディアより
水石(すいせき)は、室内で石を鑑賞する日本の文化、趣味である。自然石を台座、または水盤に砂をしいて配置して鑑賞する。
水石という呼称には、水盤に入れた石に水をふりかけると色が濃くなり、美しく見えるからであるという説と、古来、日本の公家社会・武家社会の茶席などで、床の間を飾る置物として、山水景を感じとれる石として重用された「山水石」もしくは「山水景石」が省略されたものであるという説がある。明治以前の鑑賞石はそのほとんどが山水石であったとされる。
奥が深すぎて目眩がしそうな「水石」コーナー。

上から撮ればよかったかな。「東尋坊」だそうです。

石を何かに見立てて鑑賞するようです。

これなんて、滝が流れてますね。白い部分は自然のものなのか?

山に見立てた水石が多かったかな。展示品の他、販売コーナーにもありましたね。見てると欲しくなる不思議。

梅の花を散らしたような石。このほか、菊花石というのもありました。

再び盆栽の世界へ
つつじのコーナーもありましたね。この大会に合わせて満開にするって難しそう。

管理人が始めて買ったのも松でした。枯らせてしまったんですが、二代目は元気に成長しています。

管理人の盆栽はまだ小さいので、今からでもこういう風に育てられます。

小さい盆栽も沢山ありましたよ。

幹・葉・苔すべてが素晴らしいですね。

大型盆栽のデモンストレーション。剪定していたのかな?外国からのお客さんも多かったですね。

ミニ盆栽ちゃん。

クネクネさせすぎぃ。

ヒメツルソバとかの寄せ植えかな。

ライラックだったかな?の盆栽。盆栽になればどんな樹種でもいいんです。

管理人宅はこれくらいを目指しています。

お次はプロ写真家さんの写真と盆栽のコラボレーション。

今日はD750と35ミリの単焦点レンズだけなので、上手に撮れませんでした。

いやぁ、見所いっぱい。

地元の小学生が作った盆栽たち。

小学生のうちから盆栽を学ぶ。まさに盆栽の町さいたまならでは。

世界盆栽大会では、盆栽や器、土などの販売もされていました。しかし、お値段が、、、基本的に「苗」っぽい状態から育てたいのであまり見なかったのですが、650万円とかする盆栽も販売されていましたね。あとは鉢がいいのがあったんですが、、、。やはりいいお値段が付いてましたね。管理人は500円とか安い鉢を使ってます。水石や鉢を乗せる木の台とか魅力的なものが沢山ありました!さいたまでは川口市や旧大宮付近で盆栽屋さんが多そうなので、暇な時にはしごしてみようかなって思いました。
ということで会場をあとにしました。

地元近くまでもどってムーミン展にも、、、


第8回世界盆栽大会2017inさいたま 「日本の盆栽水石至宝展」は終了してしまいましたが、さいたま市には盆栽博物館や盆栽村っていうのがあります。そこは年中やっていると思いますので是非一度奥深い盆栽の世界に触れてみてください。
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